本日のWORK エンジンO/Hを紹介

使用時間10時間程度でO/Hを行なうレーシングエンジン決して安いとは言えないランニングコスト。だからこそ一基一基ドライバーの顔を思い浮かべながら心をこめて大切なエンジンをO/H致しております。その様子を紹介したいと思います。


エンジンの分解:お預かりしたエンジンの状態を測定、記録しながら分解していきますエンジンO/H分解前エンジンO/H点火時期確認エンジンO/Hマグネット取り外しエンジンO/Hスプロケット取り外しエンジンO/Hピストン取り外しエンジンO/H分解後エンジンO/Hクランク分解エンジンO/Hクランク分解2エンジンO/Hクランクハーフ芯確認エンジンO/Hシリンダーホーニング前エンジンO/Hシリンダー歪点検エンジンO/Hピストンクリアランス測定
エンジンの清浄:分解したパーツのカーボン除法やアルミクリーナーを使用して清浄して行きます
エンジンO/Hカーボン除法エンジンO/Hプラグ穴カーボン除法エンジンO/Hカーボン除法2エンジンO/HアルミクリーナーエンジンO/H清浄
シリンダーのボーリング・ホーニング:マシンを使用して作業していきます。ボーリングは一気にクリアランスを広げたい時に行ないます。ホーニングはシリンダー壁を整えたい時やボーリング作業後は壁が荒い為に行う作業です。今回はシリンダーの歪が少し大きかった為ボーリング作業も行ないました。
エンジンO/Hボーリング作業エンジンO/Hボーリング作業2エンジンO/Hボーリング作業3エンジンO/Hボーリング後エンジンO/Hホーニング作業エンジンO/Hホーニング後
エンジンの組み付け:分解後清浄したパーツをメーカーの基準値以内に調整しながらグリース、オイル、液体ガスケットなどを使用し組み付けて行きます。
エンジンO/Hケースベアリング取り外しエンジンO/Hケースベアリング取り付けエンジンO/Hクランク組み付けエンジンO/Hクランク芯だしエンジンO/Hクランク組幅点検エンジンO/Hクランク仮組み、点検エンジンO/Hクランク仮組み、点検2エンジンO/Hオイルシール組み付けエンジンO/HオイルシールグリースアップエンジンO/Hクランクケース液体ガスケット添付エンジンO/Hクランクケース組み付けエンジンO/Hピストン組み付けエンジンO/Hシリンダー組み付けエンジンO/H点火時期調整エンジンO/H点火時期調整2
キャブレターのO/H:エンジン同様、分解前に現在の状態を測定、記録した後、分解して行きます。内部を清浄後、各部を調整して行きながら組み付けます。キャブO/H測定キャブO/H分解後キャブO/H新旧ガスケットキャブO/Hニードルバルブ圧調整キャブO/Hメタリングレバー高さ調整キャブO/Hチェック圧確認エンジンO/H終了
これでエンジンO/Hが終了です。心を込めて一生懸命作ったエンジンが良い仕事をしてくれるよう願いドライバーに渡します。後はドライバーが慣らし走行を行なうことになります。